ホメオパシーについて
ホメオパシーという治療法がある。
18世紀にドイツ人の医師ザームエル・ハーネマンが開発した
治療法であり、現在もヨーロッパで人気のある代替療法である。
私もこの治療法をずいぶん試したのだが、効いた事がない。
何故効かないかという理由が最近分かった。
ホメオパシーは同種の法則に基づいている。同じ症状を
引き起こす物質が、その病気を治すという法則である。
そして、物質を振動させながら高倍率に希釈すると
治療効果が増大するというのが、その治療原理である。
だが考えてみると、現代は非常に様々な化学物質の汚染が広がっている。
私達の飲む水や食べる物には極微量の化学物質が多種類含まれているのである。
という事は、日常的に我々はホメオパシーの薬を飲んでいると同じ状態なのだ。
汚染が少なかった18世紀には、ホメオパシーは良く効いたのだろう。
でも、紛らわしい極微量の科学物質に囲まれて生きている21世紀には
ホメオパシーは人体が混乱して効きにくいと思うのだ。
一方で、ホメオパシー療法が劇的に効いて命を救われたという人もいる。
当たる時には当たる治療法なのかもしれない。